転職先を見極めるコツ
重要なのは職場環境
介護士の仕事は勤務する施設の形態によって異なります。慣れていくにつれ、自分なりの介護スタイルができてくるのでそれほど心配はありませんよ。それよりも重視したいのは職場環境です。
ネガティブな印象を受けるニュースも多いせいか、「過酷な環境だったらどうしよう」と心配になる人もいるかもしれません。できるなら転職前にどういう職場なのか良し悪しを見極めておきたいですよね。施設を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを紹介します。
「施設ができてからどれくらい経っているか」
まずは開業してからどれくらい経っているかを確認しましょう。長く続いているからいい施設、というわけではありませんが、労働環境が整っていたり、経験豊富なスタッフがたくさんいて新人でも働きやすい可能性が高いです。それに、長く経営できているということは、大きなトラブルもなく順調だ、ということですよね。土台がしっかりしているので多少トラブルがあってもそれを回避できる力があることが予想できます。
仕事の段取りは施設ごとに異なるので、転職したらイチから内容や段取りを覚えることになります。経験者の場合、早い段階で判断を任せられてしまうこともあります。ポジティブに捉えられる人は問題ありませんが、はじめのうちはしっかり周囲に判断を仰ぎたいという人は教育環境が整っている施設がいいでしょう。
「大量募集をしていない」
求人をどれくらい募集しているのかもチェックしましょう。新規開業や経営拡大でもないのに大量の人材を募集している施設は要注意！何らかの理由で辞める人が多いということは、ブラックである可能性が高いですよ。過酷な環境では長く働き続けるのは難しいでしょう。
「ボランティアや研修生の受け入れ態勢」
介護施設ではボランティアや研修生も受け入れています。積極的に受け入れている施設は、地域との関わりが深くクリーンな施設である可能性が高いです。誰でも受け入れる余裕がある、ということなので、設備や環境、人間関係に後ろ暗いところもありません。施設のホームページなどにボランティアの受け入れについて記載してあるはずなのでそちらも確認してみましょう。
「給与や福利厚生が適当」
求人を確認する際に必ずチェックするのが給与や福利厚生ですよね。確認する時は単純に金額が高いかどうかを見るのではなく、仕事量に見合った額が提示されているかどうか、休日や出勤時間が適切かどうかも見るようにしましょう。同じ地域にある他の介護施設と比べながら見ていくと大体の相場がつかめますよ。もし、他の施設よりも高い金額が設定されている場合は注意が必要です。金額が良すぎる場合はそこまでの条件をつけなければならない問題があるからです。
地域の相場と確認しながらどのように設定されているのかをチェックしていきましょう。
